ゼロ・グラビティ その2
長男Sは宇宙好きである。彼が宇宙好きにならなければ家族でこの映画を観ることもなく、私は未だにISS(国際宇宙ステーション)ってなに?「こうのとり」って何?「きぼう」って何?状態だったでしょう。
宇宙好きといっても、星座や惑星にはあまり興味がなく(星空を見るということもない)もっぱら興味の対象は宇宙開発でありロケットや人工衛星です。
そしてそれらのプラモデルを作るのが趣味。
そんなSにはぴったりの映画。いつもはゴソゴソしたり無駄に声を出したり何度もトイレにいったりするSが、一度もトイレにいかず黙って集中してみていました。のっけから「スペースシャトル」だの「ロボットアーム」だの「デブリ」だのの本物(じゃないけど)がばんばん出てくるんだから。そりゃ楽しいでしょう。
キラキラ輝くISSが出てきたときには私でさえ「おお~~」とワクワクしちゃいましたよ。
そしてISSがばらばらになってしまった時には「もったいない・・・」でした。
なぜか。
去年の夏休み。つくば宇宙センターの売店で買った、ISSのプラモデル(けっこう高かったはず)が上手く出来ないといって大騒ぎして部品をあちこちに放り投げた・・・・あの光景が重なったのです。
旦那もまったく同じことを考えたと言っていました。
まあ、Sのプラモデル製作はだいたい暴れて終わるとか、途中で暴れる、とかそんなんばかりです。
作る→うまくいかなくて怒る→部品を投げる→また作る→出来たもので遊ぶ(プラモデルは遊ぶもんじゃなくて飾るもんだといってるのに)→壊れる→泣いて暴れる
といったサイクルをくりかえしている。
宇宙ものプラモの世界をご存知ないあなたに。どんなものがあるのか。
例えば、12月のSの誕生日にリクエストされてあげたのが「おおすみ&ラムダ」(←宇宙マニア以外でこれなんだか知ってたらすごい)「アポロ&ソユーズ」(ドッキングできるようになっている)。
他に、「はやぶさ」(これは有名)
「イカロス&あかつき」(しぶい)
「H2Bロケット」(フェアリングの破片実物つき)
「こうのとり」(樽みたいな形の補給機)等がごろごろしている。
9月のイプシロン打ち上げの頃は、イプシロンのプラモデルはいつでるんだと毎日騒いでうるさかった。「いま作ってるところだから」とかいってなだめました。そんなにも魅力的なのか。私にはただのでかい白いボールペンみたいなんだが。自分で紙を切ってイプシロン&発射台をいくつも作ってはうまくいかないて怒る→投げる→以下省略
これを秋までやっていました。
映画にはソユーズも本物(じゃないけど)が出てきて、やはり「太陽の塔」に似ていると思いました。Sがこわしたのと同じように太陽電池パネルがとれてたりしてうけました。だいたい太陽電池パネルは細い棒でついているのでやたら壊れやすい。ただ飾ってても落ちたりする。そしてSが泣いて暴れる。なんとかならないものか。
さて映画は、宇宙が舞台ということをのぞくと古典的で普遍的な物語である。
人間が成し得る行為の中で最も困難であり、それ故に最も崇高で気高い、古今東西の物語の名場面を作り出すものーーー「自己犠牲」。の場面はやはり泣けます。
コワルスキー中尉がかっこよすぎる。
男の中の男、みたいな。
かっこよすぎて、英雄というより最後はもう神様みたいである。
コワルスキー中尉はコマンダー(司令官)だった。コマンダーといえば我が家のアイドル、若田光一さんですよ。(まだ就任してないけど)
アイドルといっていいのか不明だが今我が家の壁にかざってある写真で家族以外唯一のが若田さんである。よって、アイドル認定させてもらってもいいですか。
ほら、かっこいいでしょう。
今(2014年1月)もISSでお仕事中です。今も地球上空をぐるぐるまわっていらっしゃいます。
3月からはコマンダーに就任されます。きっと、この映画のコワルスキー中尉のように、優しく頼れるリーダーになりそうです。ピンチにあっても常に冷静に、笑顔で仲間を励まし、・・・・・映画を思い出して泣けてきました。
映画の終盤はちょっと都合よすぎることが多くないか?と感じました。神様のいうとおりエイッてボタンを押す、とか、最後の場面の場所とか。
しかしパンフレットを読んだら、ラストには壮大な象徴的な意味を持たせてあるそうで、そのためにこの場所にしたとか。そうかそうだったのか。読解力なくてごめん。
追記
バラバラになった我が家のISSですが、バラバラ状態のままピアノの上にずっと置かれていましたのを、映画を見たSは気になったらしく、父の助けを借りて作り直し、完成させていました。
めでたしめでたし。
宇宙好きといっても、星座や惑星にはあまり興味がなく(星空を見るということもない)もっぱら興味の対象は宇宙開発でありロケットや人工衛星です。
そしてそれらのプラモデルを作るのが趣味。
そんなSにはぴったりの映画。いつもはゴソゴソしたり無駄に声を出したり何度もトイレにいったりするSが、一度もトイレにいかず黙って集中してみていました。のっけから「スペースシャトル」だの「ロボットアーム」だの「デブリ」だのの本物(じゃないけど)がばんばん出てくるんだから。そりゃ楽しいでしょう。
キラキラ輝くISSが出てきたときには私でさえ「おお~~」とワクワクしちゃいましたよ。
そしてISSがばらばらになってしまった時には「もったいない・・・」でした。
なぜか。
去年の夏休み。つくば宇宙センターの売店で買った、ISSのプラモデル(けっこう高かったはず)が上手く出来ないといって大騒ぎして部品をあちこちに放り投げた・・・・あの光景が重なったのです。
旦那もまったく同じことを考えたと言っていました。
まあ、Sのプラモデル製作はだいたい暴れて終わるとか、途中で暴れる、とかそんなんばかりです。
作る→うまくいかなくて怒る→部品を投げる→また作る→出来たもので遊ぶ(プラモデルは遊ぶもんじゃなくて飾るもんだといってるのに)→壊れる→泣いて暴れる
といったサイクルをくりかえしている。
宇宙ものプラモの世界をご存知ないあなたに。どんなものがあるのか。
例えば、12月のSの誕生日にリクエストされてあげたのが「おおすみ&ラムダ」(←宇宙マニア以外でこれなんだか知ってたらすごい)「アポロ&ソユーズ」(ドッキングできるようになっている)。
他に、「はやぶさ」(これは有名)
「イカロス&あかつき」(しぶい)
「H2Bロケット」(フェアリングの破片実物つき)
「こうのとり」(樽みたいな形の補給機)等がごろごろしている。
9月のイプシロン打ち上げの頃は、イプシロンのプラモデルはいつでるんだと毎日騒いでうるさかった。「いま作ってるところだから」とかいってなだめました。そんなにも魅力的なのか。私にはただのでかい白いボールペンみたいなんだが。自分で紙を切ってイプシロン&発射台をいくつも作ってはうまくいかないて怒る→投げる→以下省略
これを秋までやっていました。
映画にはソユーズも本物(じゃないけど)が出てきて、やはり「太陽の塔」に似ていると思いました。Sがこわしたのと同じように太陽電池パネルがとれてたりしてうけました。だいたい太陽電池パネルは細い棒でついているのでやたら壊れやすい。ただ飾ってても落ちたりする。そしてSが泣いて暴れる。なんとかならないものか。
さて映画は、宇宙が舞台ということをのぞくと古典的で普遍的な物語である。
人間が成し得る行為の中で最も困難であり、それ故に最も崇高で気高い、古今東西の物語の名場面を作り出すものーーー「自己犠牲」。の場面はやはり泣けます。
コワルスキー中尉がかっこよすぎる。
男の中の男、みたいな。
かっこよすぎて、英雄というより最後はもう神様みたいである。
コワルスキー中尉はコマンダー(司令官)だった。コマンダーといえば我が家のアイドル、若田光一さんですよ。(まだ就任してないけど)
アイドルといっていいのか不明だが今我が家の壁にかざってある写真で家族以外唯一のが若田さんである。よって、アイドル認定させてもらってもいいですか。
ほら、かっこいいでしょう。
今(2014年1月)もISSでお仕事中です。今も地球上空をぐるぐるまわっていらっしゃいます。
3月からはコマンダーに就任されます。きっと、この映画のコワルスキー中尉のように、優しく頼れるリーダーになりそうです。ピンチにあっても常に冷静に、笑顔で仲間を励まし、・・・・・映画を思い出して泣けてきました。
映画の終盤はちょっと都合よすぎることが多くないか?と感じました。神様のいうとおりエイッてボタンを押す、とか、最後の場面の場所とか。
しかしパンフレットを読んだら、ラストには壮大な象徴的な意味を持たせてあるそうで、そのためにこの場所にしたとか。そうかそうだったのか。読解力なくてごめん。
追記
バラバラになった我が家のISSですが、バラバラ状態のままピアノの上にずっと置かれていましたのを、映画を見たSは気になったらしく、父の助けを借りて作り直し、完成させていました。
めでたしめでたし。
この記事へのコメント
来てくれてありがとうございます!
いつ更新されるか分からないのですが、三日後かそれとも3年後か・・・また見てみてくださいね~
またなにかありましたら宜しくおねがいします
勿論グレーはお供していきました・・・。しかしあちらで誰がダニだらけのミッフィーを洗うのだろう・・・。
怖すぎる・・・。