さんげんの 昆虫よもやま話4 アゲハチョウな日々

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🍂登場人物

虫博士になった次男K
影響されて虫博士見習い(?)になった長男S
青虫と蝶への愛に目覚めた母(私)

その後何年間か、アゲハチョウの飼育に夢中になりました。

試行錯誤しながらの青虫飼育。
羽化して蝶が飛んでいったときの達成感はそれまでの苦労が吹き飛んで余りあるものでした。多くはナミアゲハ(普通の)で、クロアゲハやカラスアゲハなど黒色系に当たると特別感があって嬉しかったものです。


🍂🍂🍂おや、葉っぱの上に…

庭のみかんの木にアゲハチョウが来てウロウロしていると、たいてい卵を産んでいます。
小さいまんまるな卵を、ぽつりぽつりと一個一個離れたところに全部で数個、産んでいきます。

葉っぱの上だったり、はじっこにポコンとついていたり、葉の裏にあることもあります。

幼虫の途中から保護することが多かったのですが、卵の段階で保護して孵化から面倒をみることもありました。

「はらぺこあおむし」の絵本では卵から青虫が出てきますが、あれは演出で、実際は、最初は黒っぽい小さい幼虫です。ほんとうに小さくてゴミのようです(笑)

虫博士Kは卵や小さい幼虫を見つける技に長けていました。さすが博士。

もともと、どこに行ってもあらゆる場所でBB弾を見つけて拾うという特技をもっていた博士。。「K目(め)」と呼ばれていました。(「ゼットン目」「ゼットン手」みたいなものです)
小さいことが得意です。


🍂🍂🍂白黒から青虫に

黒に白い筋がはいる色合いは、鳥の糞を擬装しているのだとか。この青虫の前段階の幼虫を私達は「白黒(しろくろ)」と呼んでいました。

白黒は脱皮をくりかえし大きくなっていきます。
虫博士はひとめ見て「これは二齢幼虫」「これは四齢」などと判定するのでした。

脱皮前後は長時間じっとしていますが、脱皮後、向きを代えて自分が出た殻を食べます。見られたらなかなかラッキーですよ。

最後の脱皮で青虫になります。青虫は「終齢幼虫」です。
こんどは葉っぱの保護色だそうですが、どうも青虫になったとたんに襲われることが多いような気がして、この保護色あんまり役にたっていないのでは?と感じます。

青虫になると食べる量が急激に増えて、葉っぱの補充に忙しくなります。糞も大きいのをゴロゴロたくさんするので、掃除することも増えます。


🍂🍂🍂サナギになる場所を決める

一週間ほどたつとまるまる太った立派な青虫になり、そろそろ大事業の準備がはじまります。

下痢をしたらサナギになる合図です。激しいウロウロが始まります。

飼育ケースの壁でサナギになった場合、羽化したときにすべって落ちて羽を痛めたことがありました。また飼育ケースの天井の網状のところは脚がつかみやすいようですが、落ちた時のダメージが大きいのです。

サナギ化も羽化も、できれば100%成功させてあげたい。私達は、サナギ化にちょうどいいサナギ台を作ろうと考えました。

良さげな木の枝を組み合わせてボール箱の台に刺してサナギ台をいくつか作り、サナギ前の段階に入ったら、そこに誘導することに。

納得する場所を決めるまで時間がけっこうかかります。数時間~半日…かな
動かなくなったのでやっと決めたかとほっとしたらまた動き出したり。

このときの運動量は本当にすごいです。また柔軟性もすごいです。とっかかりを求めて体を伸ばすとき、二倍くらいにびよーんと伸びることも。

迷いっぷりもすごいです。同じ場所を何度も何度も行ったり来たり…。
よく、服を買いにいってなかなか決められなくて迷いまくるうちに頭がぼーっとしてきてますます決められなくなる、そんな現象がありますが、青虫もそんな感じでこじらせているんでしょうか。

性格にもよるのかもしれません。決断が早いとか、目移りしやすいとか、石橋を叩いて渡るタイプ、とか。


🍂🍂🍂サナギになる

場所を決めてからは、複雑な糸かけの作業が続きます。この間はケースを動かさないようにそっとしておきます。

よく見ようとSとKが争って顔をくっつけあった結果ケースが揺れて、糸かけに失敗して死んでしまったことも😢(ごめんなさい)

糸かけが終わると、ぎゅっと縮めたような形になってじっとしています。前蛹(ぜんよう)状態です。

そして脱皮してサナギになります。
青虫が走り回りはじめてからここまで二日前後くらいでしょうか。


🍂🍂🍂羽化

蛹になってから一週間~九日後くらいに羽化します。

最後の関門です。
就活でいうと役員面接、音楽コンクールでいうと本選、スポーツでいうと決勝、です。

早朝のことが多いので、蛹の色が透けてきてそろそろだとなったら早起きして見てみましょう。

殻から別人が出てきます。何度見ても毎回びっくりします。

サナギから上手く出てこれずそのまま死んでしまう…というときもあります。

上手く出られると、前進して脚をひっかけて(ここがドキドキポイント)しばらくじっとしています。羽が蛹の液(?)で濡れているので乾かしているのだそうです。蝶から落ちた液がケースの床に垂れます。

天井でサナギになって、出たものの上手く脚をかけられず、自分の液溜まりに落ちてしまったときがいちばん可愛そうでした…羽がグシャグシャにくっついてしまったのです。乾いてもグシャグシャのままでした😢

飛ぶために生まれた蝶が飛べないのです😢飛べないけど、飛ぼうとし続けるのでした。flyしようとしてもjumpになってしまうことをずっと繰り返していました。箱に置いて砂糖水を吸わせ、四日ほど生きていました😢

正常に羽化できた場合。

羽が乾くと、ゆっくりと羽ばたきをはじめます。
ここで蓋をあけて、木の枝などで誘導して外に出してあげます。羽化して時間がたってから羽化に気づいたという場合はすでにバタバタ元気になっているので、蓋をあけると自分で飛び出します。

その辺の木に何度か止まりながら上へ。あっというまに遠くへ飛んでいきます。
この間数秒でしょうか。
蝶の旅立ちの瞬間は爽快という他ありません。何度見てもいいものです😃
この数秒のためにせっせと世話をしてきたんだなあと思うのでした。





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この記事へのコメント

ぷに
2020年06月11日 05:16
ミッフィーは絵が上手です。ほかのミッフィーが書いたチョウチョを見てぎょっとするさま、かわいいです。
みっぴ
2020年06月11日 14:58
さんげんさんの青虫~蝶の知識、というか飼育のノウハウは素晴らしいですね。
青虫の育て方、という本の出版ができそうです。
さんげん
2020年06月11日 20:15
あっごめんなさい、これは図鑑のコピーです💦
いちおう「蝶を見守るミッフィー図」です😊