ゼロ・グラビティ(無重力)M
きっかけは、宇宙大好き男である長男Sへのサービス。
次男Kは怖がりそうだから父母どっちかと二人でと考えていたが、一応誘わないわけにはいかないので、パソコンでKに予告編を見せたところ、「見に行きたい」とのこと。
エー・・・・
Kはなにしろ、正月にDVDで見せた「ホーム・アローン」で怖い怖いと泣きそうになっていた奴。喜ぶだろうと思って見せたら肝心の泥棒との対決場面で怖い怖いこんなの見れないと抱きついて騒いでいた。きっと映画館で泣き出すに決まっている。
予告編を見せて、「ずーっとこんな感じでハアハアしながらくるくるユラユラしてるんだよ、怖そうだよ」と何度も念を押したが「見たい」と言うので仕方なく一家4人で出かけました。(高くつく・・・)
Kがギブアップしたらいつでも出られるように通路側の席で鑑賞。
結果は大丈夫でした。
ていうか意外に子供向けの映画だった。子供向けといったら変ですね、子供にも受け入れられやすい、です。
1・登場人物が少ない
ほとんど二人。複雑な人間関係とかもないし、男性と女性なので明らかに顔も違い、どっちか覚えられないこともない。よって、「これ誰?」「この人誰だっけ?」「なんで同じ人が出てきたの?」等の誰々攻撃が発生しない。
2・宇宙なのでいまいち現実感がない。
無重力とか無酸素とか無音とかいわれてもぴんとこなくて現実感がない。よって、そんなに恐怖感がない。後半の火災や爆発は身近な恐ろしいものらしく、怖がっていた。
3・話が単純。
逆境からの脱出。それだけなので分かりやすい。よって「なんで?」「どうなったの?」「この人なに?」「さっきは○○だったのになんで?」「分からない、どうなってるの(怒)」等の攻撃が発生しにくい。
見ながら質問されて説明したのは、「パラシュートがひっかかってるからはずそうとしてるんだよ」と「夢だったんだよ」くらい。あとは、見終わってから最初の方の死体はなんだったのかとはしつこく聞かれた。シャトルにはヒロインたち以外に何人も乗っていたということを理解していなかったことが判明した。
4・悪い人が出ない。
まじめで善良な宇宙飛行士だけです。怪しげな人も悪い人もいっさい出ません。これは弱虫2年生にとってはかなりポイント高いはず。
ということでSもKも集中して見ていました。
古典的(良い意味で)な脱出サバイバルものに、舞台として、高山でもなく北極海でもなく海底でもなく、最新のすごい技術により本物そっくり(たぶん)な宇宙空間をもってきた映画です。
(続く)
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